CHARACTER ARCHIVE / 逸伝篇
糜夫人
大切な命を守るために、静かに腹を決めた人
糜夫人は、徐州東海郡朐県の人で、糜竺の妹、劉備の夫人です。徐州が呂布に奪われて苦しい時期に、兄の糜竺は妹を劉備に嫁がせ、財と人手を提供しました。正史に残る事績はほとんどなく、長坂坡(建安13年・208年)で趙雲が救ったのは、劉禅の母の甘夫人と阿斗とされます。『演義』では、傷を負った糜夫人が阿斗を趙雲に託し、重荷にならないよう井戸に身を投げます。この場面は脚色ですが、糜夫人のイメージとして広く知られています。経歴は『三国志』蜀書 糜竺伝と『三国志演義』をもとにしています。
糜竺の妹で、劉備の夫人。『演義』では長坂坡で阿斗を趙雲に託して、井戸に身を投げる。
THE WAY OF LIFE
糜夫人の生き方
自分のことより、託された大切な命を守ることを優先する。糜夫人は、静かな覚悟と、深い思いやりを持つ人物像です。
声高に主張せず、決断すべき場面で迷わなかった。信条と規律の高さと、挑戦の低さに、その控えめな強さを重ねています。
持ち味と、その裏側
守るべき人のために身を引く献身と、静かに腹を決める覚悟。一方で、自分の思いを後回しにしやすいため、頼れる人に委ねる勇気も大切です。
IN THE CHRONICLES
史実・物語の歩み(概略)
生没年不詳(後漢末)
徐州東海郡朐県の人。糜竺の妹。
- 糜竺の妹で、劉備の夫人となった。徐州が呂布に奪われて苦しい時期に、兄の糜竺は妹を劉備に嫁がせ、財と人手を提供した。
- 正史に残る事績はほとんどない。長坂坡(建安13年・208年)で趙雲が救ったのは、劉禅の母である甘夫人と阿斗とされる。
- 『演義』では、長坂坡で傷を負った糜夫人が、阿斗を趙雲に託し、重荷にならないよう井戸に身を投げる。この場面は『演義』の脚色。
- 『演義』のこの名場面が、糜夫人のイメージとして広く知られている。
主な出典
『三国志』蜀書 糜竺伝、『三国志演義』
SOUL ALIGNMENT
人物像の分類:秩序・善
家と立場の筋を守って動く姿から、規律は秩序寄りとしています。
守りたい人の命のために動く姿から、動機は利他寄りに置いています。
このページの性格・人物像と生き方の文章は、史実や『三国志演義』の記述そのものではなく、本サイト独自の8軸と人物タイプに基づく読み物です。