CHARACTER ARCHIVE / 逸伝篇
甄氏
慎み深くいながら、胸の内に炎を秘めた人
甄氏は、冀州中山国無極県の人で、甄逸の末娘です。袁紹の子・袁熙に嫁ぎましたが、建安9年(204年)に曹操が鄴を陥落させると、曹丕に迎えられました。のちに曹叡(のちの明帝)らを産みます。曹丕が魏の皇帝になる(220年)と、寵愛は郭氏に移り、黄初2年(221年)に死を賜りました。のち、子の曹叡が即位すると、皇后の位を追贈されています。曹植の「洛神賦」に出てくる女神を甄氏のことだとする説がありますが、確かではありません。経歴は『三国志』魏書 后妃伝をもとにしています。
袁熙の妻から曹丕の妃となった美女。曹叡(明帝)の母だが、のち死を賜った。
THE WAY OF LIFE
甄氏の生き方
自分の気持ちを前に出すより、周りの立場を考えて控えめに振る舞う。甄氏は、静かな気品と、内に秘めた芯の強さを持つ人物像です。
美しさゆえに乱世の波に巻き込まれても、品位を保ち続けた。信条の高さと、落ち着いた表現に、その佇まいを重ねています。
持ち味と、その裏側
人の立場を思いやる気配りと、静かな気品。一方で、気持ちを内に抱え込みやすいため、思いを言葉にして伝えることも大切です。
IN THE CHRONICLES
史実・物語の歩み(概略)
183年ごろ〜黄初2年(221年)
冀州中山国無極県の人。甄逸の末娘。
- 中山国無極県の人。袁紹の子・袁熙に嫁いだ。
- 建安9年(204年)、曹操が鄴を陥落させると、曹丕に迎えられた。のちに曹叡(のちの明帝)らを産んだ。
- 曹丕が魏の皇帝になる(220年)と、寵愛は郭氏に移った。
- 黄初2年(221年)、死を賜った。のち、子の曹叡が即位すると、皇后の位を追贈された。
- 曹植の「洛神賦」に出てくる女神を甄氏のことだとする説があるが、確かではない。
主な出典
『三国志』魏書 后妃伝
SOUL ALIGNMENT
人物像の分類:中立・善
宮中の決まりや立場をわきまえて動く姿から、規律は中間よりやや秩序寄りとしています。
家族や子を思い、周囲の立場に配慮する姿から、動機は利他寄りに置いています。
このページの性格・人物像と生き方の文章は、史実や『三国志演義』の記述そのものではなく、本サイト独自の8軸と人物タイプに基づく読み物です。