CHARACTER ARCHIVE / 逸伝篇
張苞
咆哮とともに先陣を駆ける、張飛の長子
張苞は、張飛の長子です。『三国志』張飛伝には「長子の苞は早くに亡くなった」とだけあり、家は次子の張紹が継ぎました。張苞自身の戦いは正史に残っていませんが、子の張遵は、蜀が滅びるとき諸葛瞻とともに綿竹で戦い、討ち死にしています。『演義』では関興と武芸を競って引き分け、劉備の仲立ちで義兄弟となり、父の仇の范彊・張達を自らの手で討つ若き猛将として描かれます。経歴は『三国志』蜀書「張飛伝」をもとにしています。
張飛の長子。早世したため弟の張紹が家を継いだ。『演義』では関興と並ぶ若き猛将として描かれる。
THE WAY OF LIFE
張苞の生き方
考え込むより先に、体が前へ出る。張苞は、父譲りの気迫と、正面から勝負を挑む豪快さを持つ人物像です。
競い合った相手とは、その場で認め合って絆を結ぶ。物怖じせず声を上げ、先頭に立つ姿を、挑戦と表現の高さに重ねています。
持ち味と、その裏側
恐れず先陣を切る気迫と、思いを素直にぶつける率直さ。一方で、勢いのまま突き進みやすいため、味方との歩調を確かめる一呼吸も大切です。
IN THE CHRONICLES
史実・物語の歩み(概略)
生没年不詳(後漢末〜三国時代)
涿郡の人。張飛の長子。
- 張飛の長子。『三国志』には「早くに亡くなった」とあり、次子の張紹が跡を継いだ。
- 子の張遵は、のちに蜀の滅亡時に諸葛瞻とともに戦って討ち死にした。
- 『演義』では、関興と武芸を競って引き分け、劉備の仲立ちで義兄弟となる。
- 『演義』では、夷陵の戦いの前に、父を殺した范彊・張達を自らの手で討つ。
- 『演義』では、父譲りの蛇矛を手に北伐で活躍するが、谷に落ちた傷がもとで亡くなる。これらの武勇伝は正史にはない脚色。
主な出典
『三国志』蜀書 張飛伝、『三国志演義』
SOUL ALIGNMENT
人物像の分類:真なる中立
型にはまるより、その場の勢いと気迫で動く姿から、規律は中間としています。
父の遺志を継ぎ、仲間とともに戦う姿から、動機は中間に置いています。
このページの性格・人物像と生き方の文章は、史実や『三国志演義』の記述そのものではなく、本サイト独自の8軸と人物タイプに基づく読み物です。