CHARACTER ARCHIVE / 逸伝篇
孫魯班
宮廷の政争を動かした、呉の長女
孫魯班は、孫権の長女で、字を大虎といいます。はじめ周瑜の子の周循に嫁ぎ、のち全琮に再嫁して、全公主と呼ばれました。孫権の後継をめぐる二宮の変では孫覇の側に付き、孫和が妃の実家と謀っているなどと孫権に告げて、孫和の母の王夫人を陥れたと伝わります。孫亮の時代には、夫の一族の娘を皇后とし、一族の勢力を固めました。太平3年(258年)、孫綝の政変に巻き込まれて豫章に流され、その後の消息は伝わっていません。経歴は『三国志』呉書 孫和伝・孫亮伝・孫綝伝・全琮伝をもとにしています。
孫権の長女。二宮の変では孫覇の側に付き、孫和の母を陥れたと伝わる。のち孫綝の政変で流罪となった。
THE WAY OF LIFE
孫魯班の生き方
気位が高く、自分の望む筋書きを動かそうとする。孫魯班は、野心的な押しの強さと、宮中の力関係を見極める目を併せ持つ人物像です。
目的のためなら、身内にも容赦がない。動機の低さと挑戦の高さに、その強引さを重ねています。
持ち味と、その裏側
宮中の力関係を読み、人を動かして自分の望む流れをつくる政治力。一方で、権勢への執着から身内とも争い、最後は味方を失って足元をすくわれます。
IN THE CHRONICLES
史実・物語の歩み(概略)
生没年不詳
孫権の長女。字は大虎。のち全公主と呼ばれた。
- 孫権の長女として生まれ、はじめ周瑜の子の周循に嫁いだ。のち衛将軍の全琮に再嫁し、全公主と呼ばれた。
- 孫権の後継をめぐる二宮の変では、孫覇の側に付いた。孫和が妃の実家と謀っているなどと孫権に告げ、孫和の母の王夫人を陥れたと伝わる。
- 孫亮の時代には、夫の一族の娘を孫亮の皇后とし、一族の勢力を固めた。孫峻と通じ、妹の孫魯育を誣告して死なせたとも伝わる。
- 太平3年(258年)、孫綝の政変に巻き込まれ、豫章に流された。その後の消息は伝わらない。
主な出典
『三国志』呉書 孫和伝・孫亮伝・孫綝伝・全琮伝
SOUL ALIGNMENT
人物像の分類:混沌・悪
決まりより、自分の思惑と立場を優先して動く姿から、規律は混沌寄りとしています。
自分と一族の権勢を守る動きが目立つため、動機は個人寄りに置いています。善悪を断定するものではありません。
このページの性格・人物像と生き方の文章は、史実や『三国志演義』の記述そのものではなく、本サイト独自の8軸と人物タイプに基づく読み物です。