CHARACTER ARCHIVE / 逸伝篇
兀突骨
藤の鎧の大軍を率いた、烏戈国の巨漢の王
兀突骨は、『三国志演義』に登場する、南蛮の烏戈国の王です。史書には登場しません。孟獲を助けるために、身の丈十二尺の大男として、藤甲を着た兵三万を率いて参戦します。藤甲は油に浸した藤を編んだ鎧で、川を渡っても沈まず、刀や矢も通さないため、蜀軍は大いに苦しめられました。諸葛亮は、魏延にわざと負けて逃げさせ、兀突骨を盤蛇谷へ誘い込み、火攻めで全軍を焼きます。諸葛亮はこの勝利を喜ばず、「私は多くの命を奪った。きっと寿命を縮めるだろう」と嘆いたと語られます。南征を劇的に描くために作られた人物です。
『三国志演義』に登場する、南蛮の烏戈国の王。藤の鎧を着た兵三万を率いて蜀軍を苦しめたが、盤蛇谷で、諸葛亮の火攻めにより、全軍が焼かれた。
THE WAY OF LIFE
兀突骨の生き方
大柄な体で、真正面から押してくる。兀突骨は、強い決断力と、兵を率いる迫力を併せ持つ物語の人物像です。
鎧の強さを信じて、力でぶつかっていく。統率と決断の高さと、構想の低さに、その豪胆さと、策に弱い一面を重ねています。
持ち味と、その裏側
巨躯と迫力で、兵を前に押し出す統率力。一方で、鎧の強さと数に頼って、谷へ誘い込まれる策に気づけず、火に弱いという弱点を突かれて崩れました。
IN THE CHRONICLES
史実・物語の歩み(概略)
生没年不詳(物語の人物)
南蛮の烏戈国の王として語られる、『三国志演義』の登場人物。史書には登場しない。
- 『三国志演義』では、孟獲を助けるために、烏戈国から兵三万を率いて参戦した、身の丈十二尺の大男として登場する。穀物を食べず、蛇や獣を生で食べるとされる。
- 兵は、油に浸した藤を編んだ「藤甲」を身につけていた。川を渡っても沈まず、刀や矢も通さないため、蜀軍は、はじめ大いに苦しめられた。
- 諸葛亮は、魏延にわざと負けて逃げさせ、兀突骨を盤蛇谷(烏戈の兵を誘い込む谷)へ誘導した。
- 谷に入った藤甲軍に、地雷や火薬、枯れ草が投げ込まれ、藤の鎧は油を含んでいたため、よく燃え、兀突骨と三万の兵は全滅した。
- 諸葛亮は、この勝利を喜ばず、「私は多くの命を奪った。きっと寿命を縮めるだろう」と嘆いたと語られる。
- 史書には登場せず、『演義』で南征を劇的に描くために作られた人物とされる。
主な出典
『三国志演義』(羅貫中)
SOUL ALIGNMENT
人物像の分類:混沌・中立
王としての自分の判断と勢いで動く姿から、規律は裁量寄りとしています。
孟獲を助けて、自分の国の兵を率いて戦う姿を、善にも悪にも寄せず、動機は中間に置いています。
このページの性格・人物像と生き方の文章は、史実や『三国志演義』の記述そのものではなく、本サイト独自の8軸と人物タイプに基づく読み物です。